汚染に対する弱さはどのようにして求めればよいでしょうか。
1つの方法として、同じ場所にいっしょに生育している種類が平均して何種類あるかを数え、それをその種類の耐性係数と考えます。
1種類か2種類しか育たないような場所によく出てくる種類は汚染に強く、10種類も生育するような場所でないと見られない種類は汚染に弱いと見なすわけです。
こうして求めた耐性係数は大きいほど、汚染に弱いことを表わしています。
この方法で得られた数値にはどのような意味があるでしょうか。
・・・残念なことに数量的表現とはいっても、この数値は正しい大きさをもった数字ではありません。
指数が50であるということは指数が25の場所に比べて、2倍の清浄度(汚染度が%)をもっているわけではありません。
ただ、指数40の場所よりは清浄で60の場所よりは汚れているというだけの表現です。
耐性係数を実験的に求めることによって、空気清浄度指数を、正しい大きさをもった数量とすることも理論的には可能でしょう。
しかし、当面はむずかしいと思われます。
この方法のすぐれている点は、一定の手続きによって、ある1つの数値が求められるということ、つまり、だれがやっても同じ結果が得られるということにあります。
他の指標植物による調査の結果をまとめる場合にも適用することができます。
たとえば、コケ類の種類の代わりに被害を受けた樹木の種類を、コケの被害度の代わりに樹木の葉の被害度を当てはめればよいのです。