エジプトのおまもりは、諸種の記号を銘刻したものばかりであったわけではありませんでした。
もちろん漸次に後続してくるジェネレーシェンの西欧諸民族ばかりでなく・・・
はるか遠くに懸絶している東方世界の古くからのおまもりと同様に、指輪とか、腕輪とか、首飾りのペンダントその他の装身具の類に、なにかの神の名とか、神の紋章とか・・・
その形象が彫り付けてあるばあいには、それは魔除けの力をもったおまもりになったのです。
・・・そしてそれらが磨滅して消えてしまわない限りは、いつまでも、その効力が持続するとかんがえられました。
おまもりを侃用するエジプトの古い風習は、その初期以来、大いに普及してローマ時代に及びます。
そのころになるとキリスト教の影響をうけたノスティク教徒や半クリスト教徒たちが、共通して古い先祖たちの崇拝したエジプトの神々の名や悪魔や呪文に、いろいろと珍解釈をこじつけて新しい信仰に採り入れるようになりました。
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