ここで、読者は、ある疑問をもたれるでしょう。
つまり・・・
「都市化によって種類数が減少するのは、なにも着生コケ類だけではなく、植物全体にいえることではないか?」
・・・という疑問です。
たしかに。
都市が発達するにつれて多くの植物のすみかが失われていくため、高等植物の種類数も少なくなってはいますね。
ただ、その減少のしかたが、着生植物の場合、きわめていちじるしいところに問題があります。
たとえば、オランダでは過去1世紀の間に、高等植物の種類数は3・8パーセソト減少しただけなのです。
これに対し、地上生のセンタイ類は15パーセントが、着生センタイ類は13パーセントが、着生地衣類は27パーセントが減少しています。