こんにちは。
今回は、コケの種類と生態について。
大気汚染に対する指標植物にはいろいろなものがあり、それぞれ一長一短があります。
その中でも、もっともすぐれた性質をもち、応用範囲の広いものはコケ類でしょう。
しかし、このことを理解するためには、いくつかの予備知識が必要と思われます。
コケといえば、暗く、湿ったところに生育するもの、と思われがちですね。
・・・これがそもそも大変な誤りなのです。
そのような場所に育つコケは、全体の何十分の一の種類でしかないでしょう。
中学校や高等学校の生物の教科書でコケ類について取り扱われている事柄といえば、ゼニゴケやスギゴケの「世代の交代」に、ウメノキゴケ(地衣類)が「藻類と菌類の共生体」であることぐらいです。
大学の教養過程で使用される植物学の教科書でも大差はありません。
コケの名前を知るということは、たいそうむずかしく思われているようですが、手順に従えばそれほどでもないのです。
指標植物について、正しく理解し、応用していただくために、指標植物として重要なコケ類の生活様式と主な種類の見分け方を次回から書いていきます。